昨年11月をもちまして、この地に眼科診療所を開設して丸10年となりました。
開業して間もなく、3.11 東日本大震災が発生 福島原子力発電所がメルトダウンするという事態に日本中が揺れ、白川が氾濫した2012年の九州豪雨、2016年の熊本地震、さらに筑後川が氾濫した2017年の九州北部豪雨、そして令和2年熊本豪雨と九州でも立て続けに自然災害の脅威を見せつけられました。その上、2020年は春先からの新型コロナウイルスの世界的な流行に右往左往させられ、10年前にはまさかそのような事態が起きようとは思いもよりませんでした。その結果 今では私たちの日常生活や労働環境に劇的な変化をもたらすこととなり、本来であれば10周年ということでお祝いムードであったはずでしたが、特にこの半年間は非日常とも言える雰囲気に覆われ、なんとなく不安で落ち着かない日々を過ごしてきた昨年はそういうものとはほど遠い重苦しい状況でありました。しかしながら、そのような荒波の中 これまでどうにか少しずつですが眼科事業を推進させることができました。
熊本豪雨による芦北を含む熊本県南部の甚大な水災では、当院も40cmの床上浸水被害を受け ほとんどの医療機器やその他電気設備が故障する結果となり、建物自体も復旧工事を余儀なくされ、患者様には大変なご迷惑とご不便をおかけしてしまいました。この度 復旧工事も無事に完了し、正に心機一転 職員共々 芦北町の住民の方々の目の健康を守るため、今後もさらに地域に根差した眼科診療所としての使命を果たしていく所存です。
最後になりましたが、先の豪雨によりお亡くなりになられた方の御冥福をお祈りしますとともに、これからの10年に向けて決意新たに 日々の診療に真摯に取り組んで参りますので 当院を受診される患者さん方はもちろんですが、お世話になっている関係各位におかれましても引き続きよろしくお願いいたします。
令和3年2月い眼科 理事長 鳥飼 慶
芦北とりかい眼科 理事長 鳥飼 慶
2000年 | 熊本大学医学部 卒業 |
熊本大学附属病院 勤務 | |
2001年 | 国立熊本病院 勤務 |
2002年 | 日本赤十字社和歌山医療センター 勤務 |
2003年 | 水俣市総合医療センター 勤務 |
2007年 | 高千穂町国民健康保険病院 勤務 |
2010年 | 芦北とりかい眼科 開院 |
・日本眼科学会認定専門医
・日本眼科学会
・日本眼科医会
スタッフ一同いつでも笑顔を絶やさずに、皆さんのご来院をお待ちしております。ご不明な点がありましたら、遠慮なくお問い合わせ下さい。 |